「佐川人」
高知県佐川町 まじめで、おもしろい暮らし

佐川人 no.1  ニラ農家(新規就農) 政光 錫明さん・秋奈さん 33歳・31歳 佐川在住

空気が良くて、水がきれい
安心できる環境で、夫婦二人三脚で農業に挑む

高知県はニラの生産量日本一で、国内生産量の4分の1を占めています。佐川町も例外ではなく、ニラは栽培の中心となっています。また、佐川町ではニラ以外にも生姜やいちご、新高梨、栗や米、お茶など、さまざまな農作物が栽培されています。

I・Uターンで農業を始めるなら、佐川がおすすめ

 

錫明さんと秋奈さんは、高知市内の同じ高校に通っていた先輩と後輩。大学進学を経て、就職をきっかけに別々に上京した。当時からつき合っていた二人は、東日本大震災を一緒に東京で経験した。「怖いなと思いましたね。何が安全で何が信用できるのか、分からない。だったら、もっと安心できる環境で生活をしたいねと話して」。高知に戻ろうと決めたはいいが、仕事がないと戻れない。高知にいる知り合いに農業をやっている人がいたことを思い出し、まずは話を聞きに行こうと佐川町に向かった。実際に現場を見学し、農業で食べていくイメージが具体的にわいたという。まずはちゃんと基礎から学ぼうと四万十町にある農業大学校へ二人そろって入学。半年間、住み込みでさまざまな農作物の栽培方法を学んだ。「農業をはじめたい人は、まずは農大に行ったほうがいい。農大では最先端の技術が学べるし、県内トップレベルの農家さんに直接相談できる機会もある。独学には限界があるし、限られた資金も有効に使わないといけない。その点、農大での経験はほんとに良かった」。新規就農でトラクターも機械もない政光さんたちは、錫明さんの先輩を頼るかたちで佐川町でニラをはじめることに決めた。「農業をはじめるなら、佐川町がおすすめ。特に園芸作物を考えている人にはやりやすい環境ですよ。支援も手厚く、新規就農でハウスも建つ。役場の産業建設課も農協も対応が早いし、協力的なので相談もしやすい。すごくいい環境ですね」。