銚子人 no.1
外川キンメ船団の皆さん
築地の市場で高値で取引される銚子の金目鯛。毎年銚子市内で「きんめだいまつり」を開催
千葉ブランドの魚といえば、金目鯛。「銚子つりきんめ」は銚子沖で立て縄と呼ばれる一本釣り漁法により、一尾ずつ丁寧に釣り上げられた金目鯛だ。外川キンメ船団は銚子の金目鯛の価値を高めるために1995年に結成。つい最近まで、メンバーである漁師自ら、東京都内の催事場や千葉駅前、「海ほたる」に出向き、金目鯛のPRを行っていたという。そのかいあってか、毎年開催される「きんめだいまつり」の集客数は年々増加。「次世代に資源を残すために乱獲はしない」と団長の田辺克己さん(前列左から2番目)。資源保護のために、「網を使わず釣り針で釣る」、「釣糸が1人2本、釣針は120個」、「漁場の一部を1〜5月は禁漁」、「日祝は周年禁漁」、「25センチ以下の小型魚は再放流する」といった取り決めを実施している。「もっと気軽に金目鯛を食べてもらいたい。近い将来、銚子市内に漁師のおかみさんたちが金目鯛料理をふるまう“かあちゃん食堂”をオープンしようと考えています」。今から楽しみだ。