福井人 no.5
石墨 慶一郎
夕日に照らされ、黄金色に輝くコシヒカリ
「越の国に光り輝くように」と願いを込めて名付けられたコシヒカリ。実は福井発祥なことをご存じだっただろうか。ここ30 年以上、日本でもっとも多くつくられている人気の米で、この生みの親が福井出身の石墨(いしずみ)慶一郎氏だ。今は亡き石墨氏は福井県農業試験場に勤務し、30 年近くコメの品種育成に携ってきた。多収のホウネンワセにコシヒカリと、作付面積日本一の品種を二つも育成。現場の視点を忘れない熱心な研究者で、を二つも育成。現場の視点を忘れない熱心な研究者で、退職するまでほとんど白衣を着ず作業着で通したという。「あきたこまち」や「ひとめぼれ」などコシヒカリの系譜の品種は多く、氏の功績は今も日本の食を支えている。
住所:福井市寮町辺操52-21
電話:0776-54-5100
営業時間:9:00〜17:00
定休日:土・日
料金:見学無料
アクセス:JR福井駅より車で19分