三陸人 special no.12
豊かな海の恵みを受けている三陸地方。鮮度の高い魚介類が入手できるのが、なによりも魅力。
日本酒に合う、三陸の珍味を集めてみました。
「海のパイナップル」と呼ばれるホヤは宮城県が全国9割(震災前)の大生産地。夏が旬で甘みがグッと増します。鮮度の高さはおいしさに比例するから、獲りたてをぜひ。
新鮮なホッキ貝をさっとあぶると、甘みが増して生とも違うおいしさ。肉厚のホッキ貝をワサビ醤油で召し上がれ。ホタテに牡蠣と貝類がおいしいのも三陸の特長。
初夏から夏にかけて登場する牛乳瓶の生ウニ。獲れたてのウニは甘くてクリーミー。でも後味はさっぱりなのが三陸産ウニの特長。なぜ牛乳瓶に入っているかは謎。
モウカザメ(ネズミザメ)の心臓の刺身。昔から気仙沼でさかんに食べられています。臭みのない牛肉の生レバーの食感をよくした感じです。酢みそや胡麻油で食べると美味。
さっと湯がいた腸は、ん?これはいか?ホルモンのミノ?と思うようなシコシコとした食感。タンパクで上品な味わいなので子どもから大人まで愛されています。
氷頭とは鮭の鼻先の軟骨のこと。氷のように透き通っていることから名がつきました。生の鮭の頭部を薄切りにし塩をして酢で和えます。コリコリとした食感がやみつきに。