「福井人」
福井地方の人々に出会う旅

福井人 no.28

福来るクルクル風車とともに 全国を行脚する指物職人

久保 剛

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上から順に久保さん作の福来るクルクル風車(¥500〜)、木製の眼鏡フレーム、名刺ケース、携帯用正座椅子

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クラフト展での久保さん


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「仕事がなくて、ふてくされて大の字になって作業場で寝たこともあるんですよ」と久保指物(さしもの)店三代目の久保剛(たけし)さん。和室が減ってしまった昨今、建具や家具を作る仕事が激減した。何か資格をと、一念発起で必死に勉強をして二級建築士の資格を獲得。頭に描いたものを図面で表現できるようになってから、自分の中で何かが変わった。しかし、木製の子ども椅子や眼鏡フレームを作ってみるも売れない。全国のクラフト展に出店するようになって、出展用テントの大敵の“風”を使って何かできないかと思いついたのが木製の「福来るクルクル風車」だ。今までと違うのは、勝山の“寅さん”さながら売り文句を工夫してみたこと。「重ね重ねの福が来るように羽根が2枚〜。鬼が外に福が家に帰るように羽根が逆回転する風車〜」。テンポのよい口上を聞いていると、福が本当に舞い込むように思えてくるから不思議だ。縁起のいい風車は行く先々で大好評。「“一番まわるのあんたの口やな”って言われますけどね(笑)」。

久保指物店

WEB:http://www.chicchair.com/

※ 商品はウェブサイト内でお知らせする全国のクラフト展で購入可能です