福井人 no.35
とんちゃんを愛でる会 歴代会長
大野の老若男女に愛されているのが、牛、豚の内臓のホルモン“とんちゃん”だ。市内にはとんちゃんを扱う店が10数軒あり、「どこの店(の味付け)が好きか?」ということで口論になるというから、その熱たるや凄まじい。2010年、越前大野城築城430年を記念して、ホルモンメニュー日本一を決定する「越前おおの“とんちゃん”祭」を開催。その時、結成されたのが「とんちゃんを愛でる会」だ。2012年の第3回では、2日間で2万5000人を動員するなど、大野の一大イベントとなっている。祭がきっかけで「とんちゃんのすごさを再認識した」とは一代目会長東 友朗(ひがし ともあき)さん(左)。「会の結成で大野の若者のつながりも強まった」とは二代目会長山田育郎(いくろう)さん(右)。家の前でとんちゃんをジュージュー鉄板で焼いて、みんなで食べるのが日常的な風景。それが一番うまい!と口々に話す。今後の目標は?の問いに「新しいとんちゃんの味を考えますか!」と三代目会長の葭安啓貴(よしやすよしたか)さん(中央)。ますますヒートアップしそう。