「福井人」
福井地方の人々に出会う旅

福井人 no.9

戦国武将・朝倉家5代の城下町の栄枯盛衰を伝える名物案内人

朝倉氏遺跡保存協会会長 岸田 清

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北約3km、東西幅約500mの狭小な谷底平野に位置する一乗谷

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使用

豊臣秀吉が寄進したと伝えられる唐門


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戦国時代の武将朝倉義景(よしかげ)が城を築き、織田信長に滅ぼされるまで5代に渡って拠点とした、一乗谷。一時期は人口1万人もの栄えた城下町だった。440年の時を経て、屋敷の礎石(そせき)や町並が当時のまま出土。復原された商家を見ながら、「商人の家にも刀と腹巻鎧が置いてあった。彼らも戦に参加しなければならなかったことがわかります」と語る、朝倉氏遺跡保存協会の会長、岸田清さん(中央)。文化的価値が高いのに知名度が低かった一乗谷。地元出身の岸田さんは「この場所にスポットが当たらなかったら、文化遺産のためにこの地を手放した地元の人たちに申し訳が立たない」と感じていた。そんなとき、観光アドバイザーとして訪ねて来たのが中学校時代の親友。「46年ぶりの再会を喜び合いました。不思議な縁でしたねぇ」。一緒に一乗谷をどう盛り上げるか話し合い、観光ポスターを制作することに。携帯電話のCM効果も相まって観光客は増加。「一乗谷が引き合わせてくれたんだなぁって感謝しています」。

会える場所

一乗谷朝倉氏遺跡

住所:福井市城戸ノ内町28-37  

電話:0776-41-2330  

営業時間:見学自由

    (復原町並 9:00〜17:00)

料金:復原町並入館料¥210 

アクセス:JR福井駅よりバスで28分 

     武家屋敷前 下車すぐ

     JR福井駅より車で27分

WEB:http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/