三陸人 no.58
i.club @KESENNUMA
「え!?なまり節って、美味しい!」とつぶやいた地元の高校生。なまり節とは、鰹を燻す回数が鰹節よりも少ない半生状態の食材。昔からある食材だが、最近ではあまり食されなくなっていた。i.club は、高校生が地元で新たな価値の創造に励む新しい部活動。その活動で高校生たちが出会ったのが、なまり節の生産を行っている日渡水産の昆野さんだった。地元の良さであるなまり節をより多くの人に伝えるために考えたのが「なまり節ラー油」。はじめはアイデアに過ぎなかったが、高校生の熱意が大人を動かし商品化。気仙沼に新しい味が生まれたのだ。