三陸人 no.51
新沼 岳志
イラストを使って一本松が残った理由を説明中
地元企業を退職後、地元のガイドとして活躍する新沼岳志さん。震災時では親友を含む友人を多くなくした。旅行会社から鎮魂ツアーを頼まれたのがきっかけで、被災地ガイドを担当することに。「友人たちへの鎮魂の意味も込めて引き受けました」。ただ被災地を案内するだけではなく、陸前高田にまつわる文化的なエピソードも盛り込むのが新沼さんのスタイルだ。高浜虚子や石川啄木の歌碑が海に沈んでいる話など、地元の人しか知らないだろう。客を楽しませながら震災の恐ろしさを伝えていく。爪痕の残る今だからこそ、目と心にしっかり刻みたい。
住所:岩手県陸前高田市高田町字鳴石42-5
電話:0192-54-5011
営業時間:9:00〜18:00
料金:「未来へ語り継ぐ陸前高田」
2時間¥3,000