「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.13

牡蠣ぎらいをも唸らせる 逸品を生みだす

佐々木 俊之

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小ぶりでぷりぷりっとした歯ごたえのいい粒ぞろいのカキたち

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粒ぞろいの牡蠣は丁寧に手詰めされている


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山田の牡蠣くんの誕生は、牡蠣の風評被害がきっかけだった。生き残り策として加熱剥(む)き牡蠣にトライしたものの、佐々木さんは殻むきが大の苦手。ならば「10倍の付加価値を」と、安全対策も兼ねた加熱加工を思いついた。試行錯誤の末辿りついたのが、ミネラル豊富な天日塩で味付け、燻製、オリーブオイルに漬けるというシンプルな逸品。試食会で「私、牡蠣ダメだから……」と尻込みする人が「これなら大丈夫!」と喜ぶのがうれしい瞬間だという。山田町の新工場も再スタート、次は「俺の育てた牡蠣で、山田純正の牡蠣くんを作る」のが目標だ。

山田の牡蠣くん

住所:岩手県山田町大沢7-108-1
電話:0193-77-5200
営業時間:8:30~17:30
料金:小瓶 ¥1,250 大瓶 ¥2,500
アクセス:宮古駅から車で25分