「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.1

考え出すと止まらない。 目指すは「浄土ヶ浜を世界へ」

近江 智春

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1泊目の夕食には、必ず祝いや歓迎の時に用いられる魚「アラカブ」でおもてなし。地元の旬に一工夫こらした贅沢なお膳

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第一回宮古市sea級グランプリを受賞した、あんかけウニ飯


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コンセプトは「料理でほっとできる宿」。震災後は存続の危機にあったが、場所を移してリニューアルオープン。旬の魚を中心とした料理へのこだわりは言うまでもないが、夜の空き室を宿泊客の部屋食用に使ったり、お食事処でのランチでも「子ども連れでゆっくり食べられるように」と2階の客室を使ってもらう。そんな若女将ならではの計らいに、「あそこの料理を食べよう」と通ってくる地元ファンも多い。無線機を肌身離さず動き回る若女将だが、いつも頭にあるのは「浄土ヶ浜を世界へ」だという。夜毎聴いては癒された浄土ヶ浜のウクレレアーティストとの出会い、宮古港海戦と新撰組にいたフランス軍人とのつながりなど、まだまだ知られていないお宝が地元にはたくさん埋もれているという。「諦めずに皆に言っているといろんなご縁があるんです」と笑顔で話す智春さん。夢は、いつかフランスで小さな純和風旅館を開いて浄土ヶ浜とフランスの懸け橋になることだ。

浄土ヶ浜旅館

住所:岩手県宮古市築地1-1-38
電話:0193-62-1319
チェックイン/アウト: 15:00 / 10:00
料金:1泊2食 ¥9,800
アクセス:宮古駅から徒歩15分