「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.85

見た目も履き心地もバッチリ 仮設住宅の布草履デザイナー

うみねこハウスのお母さんたち

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新製品の鍋敷きとストラップ用の小さい布草履

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お母さんたちが作った布草履。
材料はTシャツなので、履いた感触はやわらかい

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カギ棒を使って手慣れた様子で編んでいく


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「これからは支援されるだけじゃだめ。自立していかないと」と立ち上がった地元のボランティア団体、ママサポーターズ代表の八木純子さん(左)。八木さん自身も女川出身。余った支援物資のTシャツで草履を作ったらどうだろうか?という仮設住宅のお母さんの言葉で、布草履を作ることに。最初は履けるようなシロモノではなかったが、継続は力なり。みるみる上手になっていった。「かわいい!って口コミで売れていって、今では2〜3ケ月待ちです」。色もカタチもバラバラ、1つも同じものはない。「みんながデザイナーなのよね」とメンバーの菅野ミサ子さん(左から2番目)。“楽しく作る”がモットー。今では女川町内4カ所で布草履作りをしており、約40人が参加。全員が被災者だ。2012年6月には、草履製作や町内外の人たちのコミュニティの場となるうみねこハウスがオープン。カフェを隣接し、たい焼きならぬさんま焼きも販売している。次は、いちじくの甘煮の加工品を売り出す予定だ。

うみねこハウス

住所:宮城県女川町鷲神浜丸山12-1
電話:070-5626-7211
営業時間:9:00〜15:00
料金:布草履 ¥1,500
定休日:木
アクセス:女川駅から車で5分