地方の人々に出会う旅

新宮人 special no.18

地域の愛着・いごこち

誇りよりも愛着
暮らしの満足度は高めていける余地ありか

 

新宮市への愛着やいごこちの質問を見てみましょう。「新宮市に愛着がある」と「新宮市に自分の居場所がある」の質問では、約6割の方が「あてはまる*」と答えています。「新宮市に誇りを持っている(32.5%)」と比べると、「新宮市に愛着がある(60.2%)」では、倍近い方が「あてはまる」としており、新宮市に対して新宮女子は、誇りよりも愛着、親しみやすさの面を持っていることがわかります。(*「非常によくあてはまる」「あてはまる」と答えた方の合計)

 

また「新宮市での暮らし(過ごす時間)の満足度」については、41.5%の方が「あてはまる」としています。しかし「どちらともいえない」「あまりあてはまらない」「全くあてはまらない」の合計は58.5%であり、約6割の方はどちらかというと、満足とまではまだ言えないことがわかります。今回を現状把握のきっかけとして、新宮市での暮らし(過ごす時間)については、まだこの先高めていける余地があるのではないでしょうか。

 

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住み続けたい、住んでみたい気持ちを高めるアクションが必要

 

今後の居住意向を見てみましょう。まずは新宮女子のうち、新宮市に住んでいる方への今後の居住意向を聞いてみました(回答数203名)。「あなたは現在住んでいる新宮市に、今後も住み続けたいという気持ちがどの程度ありますか?」という質問では、住み続けたい気持ちの強い方(「一生住み続けたい」「できる限り住み続けたい」と答えた方の合計)が44.3%、他の市に移り住みたい気持ちが強い方が23.7%、どちらとも言えない方が32.0%でした。

 

新宮市以外にお住まいで、新宮市にお勤めに来ている方にも、同じように「現在お勤めしている新宮市に、今後住んでみたいという気持ちがどの程度ありますか?」と聞きました(回答数43名)。結果、新宮市に住んでみたい気持ちのある方は32.5%(既に住む予定がある方を含む)、住んでみたい意向は少ない方が23.3%、どちらとも言えない方が44.2%でした。住み続けたい、住んでみたい方を増やすために、気持ちを高めていくアクションが必要です。

 

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居住意向に最も関係があったのは「新宮市内に住む友人の数」

 

今後も新宮市に住み続けたい気持ちは、何との関係が強いのでしょうか。ネットワーク数や市のインフラ項目など、約90項目で関係を調べたところ、「同じ新宮市内に住む友人の数」が最も高い結果となりました。まずは新宮市内に友人がいること、その数を増やすことが、居住意向を高めていく緩やかな一歩となりそうです。(* ここでの「友人」とは、年上・年下を問わず、継続的なつきあいがあり、あなたの生活に必要な知人、としています)

 

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「地域の魅力的な人々に会いに行く」をテーマに、
各地域に住まう人々をフィーチャーしたガイドブック、
Community Travel Guide(コミュニティトラベルガイド)

新宮の魅力的な“女性”に会いに行く
Community Travel Guide
「新宮人」

は、書籍版コミュニティトラベルガイドの世界観を踏襲しながらも
「地域で働く、地域に住まう“女性”」で構成される
新宮市魅力発信女子部が「地域で活躍する魅力的な“女性”」に
フォーカスし、オンラインガイドブックを制作、発展させていく
プロジェクトです。

新宮人で紹介している女性たちは、新宮市魅力発信女子部のメンバーが
推薦した約200人から、魅力的な女性を選抜し掲載しています。

その女性たちの暮らしや働き、語らいから、
新宮のことを知ってもらいたい
新宮にお越しいただきたい
そんな思いをぎゅっと詰め込みました。

女性の活躍に注目が集まる昨今、熊野信仰の歴史息づく
和歌山県新宮市を舞台に、ほかの地域にはない特色を
前面に打ち出したコンテンツを、市民、行政職員が
一体となって創造していきます。

「新宮人」プロジェクトのこれからに、ぜひご注目ください。

新宮市魅力発信女子部 一同