「福井人」
福井地方の人々に出会う旅

福井人 no.52

個性豊かな越前和紙を提案する 和紙ソムリエ

杉原 吉直

14-5

時代に合ったものを、と名刺ケースやスマ−トフォンカバーも開発


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「もともとここは、武家の公文書紙専用の産地だったんです」。そう教えてくれたのは、代々この地で和紙問屋を営む杉原商店の十代目、吉直さん。幕府向けの高級紙を専門につくってきたため、産地名は広く知られていないが、今や「どんな紙でもつくれる」のがここ越前市。色紙、透かし、大紙と特技の異なる400名近い職人が揃う。自ら切り拓いた建築・インテリア向けの紙も注目され、パリのホテルやショーウィンドウを飾る。てきぱきと話すプロデューサータイプだが、本人いわく「自分は御用聞き」。客の要望に応じてさまざまな職人を思い浮かべ、国内外を今日も走る。

会える場所

杉原商店

住所:越前市不老町17-2 

電話:0778-42-0032  

定休日:土・日・祝  

アクセス:JR武生駅より車で20分 

料金:漆塗り和紙名刺ケース ¥3,000 

WEB:http://www.washiya.com/