福井人 no.14
大井 七世美
サーファーとして大学生の頃から活躍し、30歳でサーフショップ「Nan’s Sea」をオープン。56歳になった今でも現役の大井七世美(なよみ)さん。大井さんには海女というもう1つの顔がある。海女との最初の出会いは、1997年のナホトカ号の重油流出事故。一緒に海の清掃活動を行い、「あんた、魚と話したことはねぇやろ? 海女は魚と話ができるんやざ」と笑う、彼女たちの明るさ、おおらかさに惹かれた。49歳の時に乳がんを患ったことをきっかけに憧れだった海女になることを決意。海の上ではエキスパートでも、海の中は新たな驚きの連続だった。何百匹もの小魚の群れが自分を横切っていく瞬間、カラダの中の免疫細胞ががん細胞を食べているイメージがわいてきたという。「藻場の土砂の堆積を防ぐために岩をめくり、資源保護のために漁期を決め、古くから厳密に守ってきた。海女がいることで海が守られてきたんです」と大井さん。そんな海女文化を世界遺産に認定するために、近々ユネスコに申請予定だ。
住所:坂井市三国町米ヶ脇4-4-28
電話:0776-82-6918
営業時間:月・金 11:00〜19:00
その他 10:00〜19:00
定休日:不定休
料金:ショートボード1day
¥6,480(レンタル料込、税込)
アクセス:えちぜん鉄道三国港駅より
徒歩15分