三陸人 no.68
阿部 憲子
ホテルの自慢は海を眺めながら入れる露天風呂。至福の時間だ
風光明媚なリアス海岸が一望できる、南三陸ホテル観洋。新鮮な海の幸が食べられるスポットとしても定評がある。固い岩盤の高台に建っていたため、震災ではほぼ無傷で残った。直後には家を失ったスタッフとその家族に部屋を提供。その後、600人の町民を受け入れた。6月には「寺子屋」を開き、子どもたちの学習支援を行った。そろばんや英会話の教室は現在も継続中だ。「被災地の実情を肌で感じてほしい。次世代の人たちが知るべき“学び”がここにある」。震災を風化させてはいけないと、南三陸を巡る「語り部バス」が毎日運行中だ。
住所:宮城県南三陸町黒崎99-17
電話:0226-46-2442
チェックイン/アウト:15:00 / 10:00
料金:1泊2食¥12,640〜
アクセス:志津川駅から車で10分※仙台から無料のシャトルバスが運行