三陸人 special no.14
宮城県南三陸町入谷地区に200年以上前から伝わる伝統芸能。毎年9月中旬、入谷八幡神社の例大祭で奉納されます。黄金に色づいた田んぼの中をお神輿が行列する光景は昔話のように幻想的。神威(かむい)を示す花飾りを持った人々や屋台車がお神輿に続いて行列します。笛や太鼓の音が響き、里に秋の到来を告げます。
獅子あやし
子どもたちの演じる「獅子あやし(右)」が獅子(左)を操ります。二者が笛や太鼓の音に合わせてぴょんぴょんと飛び跳ねる様は躍動感にあふれています
毎年10 月、石巻市沖の離島「金華山」で行われる行事。日本で鹿の角切り行事が行われるのは、金華山と奈良の2 箇所だけ。発情期になると気性が荒くなり人に危害を及ぼすこともある雄鹿の角を毎年一度切り落とします。角を切られた鹿たちは、足取り軽く金華山の広い敷地に戻り、また一年を過ごします。