三陸人 no.49
桑原 憂貴、湊 哲一
不思議な凸凹のついたレンガや板状の2つの木材。凸凹をはめると、壁、家具、そして家にまで早変わり。この木材キット「KUMIKI LIVING」を開発したのが桑原さん(左) だ。陸前高田の復興支援に携わるなか、加工工場の閉鎖に伴い、行き場を失った気仙杉の活用について相談を受けた。“生活に合わせて組み替えられる家具があったら”と以前から思っていた桑原さんは、この気仙杉を使えないかと考えた。そんな桑原さんの想いを形にするのが木工職人の湊さん(右)。気仙杉の良さを知ってもらいたいという2 人の試行錯誤は、まだ始まったばかりだ。