「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.31

あの日の「命の道」を通じて 震災の知恵を伝える晴れ男

伊藤 聡

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根浜海岸に集合。ガイド役の伊藤さんから当日の説明が。服装は長袖、長ズボン、帽子、長靴がベスト。

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宝来館の裏山にある林道を、当日と同じように高く高く!登っていきます。

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途中、311のあの日、暖を取った跡を通ります。

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いざという時に備えて、森の手入れをしながら下山。ナタで刈りながら本日の収穫カゴに。

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集めた枝を利用してマッチで火を起こします。松の葉、まつぼっくりは着火剤になります。

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チョコバナナ、マシュマロ焼など簡易食を作ります。みんなで食べたら、12時半には解散。


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三陸ひとつなぎ自然学校は「楽しみながら学ぶ」場。伊藤さんがプログラムを考えるときは「先人の知恵を体験しながら、いかにそれを学びに変えていけるか」を工夫するという。あの日、伊藤さんをはじめ、お年寄りから子どもまで命がけで逃げて生き抜いた「命の道」を追体験しながら、日常に活かせる火起こしを体験する初プログラムを案内してもらった。震災前から一貫して地域づくりに携わってきた伊藤さんは、「今こそ、そこに暮らす人が、誇りを持って暮らし続けることが大事」だと考える。そのために、地元小学生にも身近な自然、食、人を知ってもらいたいし、なによりも、外からの人と地域住民との交流を生み出す「交流人口」を増やすことが鍵になると信じている。

三陸ひとつなぎ自然学校

住所:岩手県釜石市橋野町第34地割46-1
電話:0193-55-4630 
料金:命の道プログラム¥6,000(その他のツアーはHPでご確認下さい)
アクセス:釜石駅から車で25分