「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.83

四角い箱からドラムセット並みの音 ハリウッドもご用達のカホン職人

青沼 義郎

131001y_89 のコピー

持ち運びや扱いが楽なのが魅力。座って演奏する

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カホンの中。打面の裏側に響き線が張られ、打つ面を叩くとバズ音が出る


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カホンという楽器を知っているだろうか?ペルー発祥の四角い箱のようなパーカッションだ。中に弦が入っているため、ドラムセットのような音も出せる。青沼義郎さんは音響機材のエンジニア兼カホン職人。なんとカホンは独学で作り始めたというから驚きだ。ネットオークションに試しに出品してみたところ、ハリウッド映画を手がけるミュージシャンからオーダーが入り、大ヒット作品のサントラに使われたというからすごい!震災では1階の作業場が浸水し、配送待ちのカホンが流された。2階の作業場は無事だったため、3月下旬には製作をスタート。最近ではカホンを作るワークショップを開いて、地元の子どもたちが音楽に親しむきっかけになっている。そんな青沼さんの夢は大きい。「カホンの輪が広がっていって、石巻がカホンの町になればいいなぁと。全国に呼びかけて、カホン奏者が世界一集まる町としてギネスブックに挑戦したい」。目指すは600人だとか!ぜひ、実現させて欲しい。

カホン工房アルコ

住所:宮城県石巻市立町1–2–17
電話:0225–94–7572
定休日:9:00〜17:00
定休日:不定休
アクセス:石巻駅から車で20分