「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.73

「自慢はお客さん」と胸を張る ファンキーな理容師さん

須藤 清孝

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どこからも見える高台にJAMはある

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宮城大学の学生さんと行った地域再生復興プロジェクトで生まれた「ながしずてぬぐい」


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モジャモジャ頭の理容師、須藤清孝さん。半年前は五分刈りだったというから、さすが南三陸のトレンドセッター(!?)だ。水門のそばにあった店は流出。新店舗が建つまで、青空床屋だった。「そんな状況下でもみなさん散髪を喜んでくれて。この仕事をやっていて改めて良かったと思いましたよ」。震災の時、須藤さんは地元の契約講の講長だった。契約講とは東北に昔から残る村落内の自治組織のこと。地元では大切なコミュニティだそうだ。復興の状況などを情報共有するために、集落内でツイッターを導入。「集会の日程や議題などの告知に使ったりして、大助かりでした」。現在44歳。職業人である前に人でいたい、と須藤さん。若者が生意気いうと、つい説法してしまう。「彼らが小さい頃から家族ぐるみで知っているから、親のありがたみを説いたりね。うちの自慢はお客さん。いい人たちばかりなんです」。みんな店主に会いたくていつも予約は一杯。頼りになる兄貴なのだ。

hair station jam

住所:宮城県南三陸町城場22-5
電話:0226-46-4404
営業時間:9:00〜
定休日:月
料金:カット¥3,000
アクセス:志津川駅から徒歩15分