「福井人」
福井地方の人々に出会う旅

福井人 no.38

「イトヨが暮らせる町」を目指して 大野の水の重要性を説く

長谷川 幸治

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水の町・大野市内各地に張り巡らされた背割水路


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広大な森林と山に囲まれた盆地からなりたち、豪雪地帯である大野。そのことが良質の地下水を育んでいるといわれる。きれいな冷たい湧き水にしか生息できない魚イトヨの保護学習施設が「本願清水イトヨの里」だ。「大野は水が命。イトヨは美しい水を維持するバロメーターなんです」と長谷川幸治(ゆきはる)副館長。長谷川さんは大手OA機器メーカーの技術者だったが、人のためになる実感のある仕事をしたいと2001年に転職した。学習にきた子どもたちが、その後イトヨを大切にしているのがうれしい、と長谷川さん。館内には卵を守るイトヨの雄の姿を観察するコーナーもあり、癒される。

会える場所

本願清水イトヨの里

住所:大野市糸魚町 8-44 

電話:0779-65-5104  

営業時間:9:00〜17:00  

定休日:月

料金:入館料 ¥200 

アクセス:JR越前大野駅より徒歩15分   

WEB:http://www.city.ono.fukui.jp/web_ono/data03/49itoyo/