「福井人」
福井地方の人々に出会う旅

福井人 special no.11

ふくいのおいしい水

米、酒、そば、里芋、水ようかん。福井を代表する味覚に共通しているのが、「水」の美味しさが決め手であること。「ふくいのおいしい水」として県か認定した湧水は47 カ所。水道の水源の約7割が地下水のため、家庭や宿の水道水でも美味しさがわかります。

蓑脇の時水(みのわきのときみず)(越前市蓑脇町)

蓑脇集落から大平山に入った中腹にある湧水で、2 〜6 時間に1 度出たり止まったりする間歇(かんけつ)冷泉です。「滝の音を3 回聞くとお昼」など、時間を知る目安でもあったため「時水(ときみず)」と呼ばれます。

桃源清水 ( 鯖江市)

昔から河和田地区の飲み水として利用され人々に親しまれてきましたが、2004年の豪雨により被災。利用できなくなったものを2007 年に地域住民が復活させました。住民の尽力で甦った湧水です。

御清水(おしょうず)(大野市泉町)

大野市は、湧水の宝庫。そのなかでも、かつてお城や武家屋敷の生活用水として使われたのが「御清水」です。別名「殿様清水」とも呼ばれ、全国の「名水百選」のひとつに。