「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.80

「復興していく宮城の海を見てほしい」 海の魅力を伝える、イケメンダイバー

高橋 正祥

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(左上)クチバシカジカ
(右下)ダンゴウオの幼魚

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(左上)ギンポ
(右下)ウミウシ


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ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアでダイビングの魅力にハマった仙台出身の高橋正祥さん。インストラクターの資格を取り、グアム、サイパンで6年間暮らした。2008年に帰国し、葉山のダイビングショップで働いていたが、震災が三陸を直撃。石巻は父の出身地で子どもの頃から通っていた思い出深い場所だ。4日後に物資を持ってかけつけ、悲惨な状況に目を覆った。腰を据えて復興に向き合わなければと石巻に移住。海の瓦礫撤去、泥だし、行方不明者の捜索……宮古から東松島までの海を何度も潜った。海が徐々にきれいになるにつれ、生物たちも戻ってきた。「石巻の海は珍しい生きものが多い。三陸とカナダにしかいない、“クチバシカジカ”も観察できる。ダイビングスポットとしてポテンシャルが高い」。2012年7月にダイビングショップをオープン。地元漁師に船を出してもらい、初心者でも楽しめる体験ダイビングやライセンス講習を行う。「復興していく宮城の海をみてほしい」。

ダイビングサービスHigh-bridge

住所:宮城県石巻市渡波字栄田146-8
電話:0225-98-5830
営業時間:要問い合わせ
料金:体験ダイビング ¥12,000〜
アクセス:石巻駅から車で15分