「三陸人」
三陸地方の人々に出会う旅

三陸人 no.76

フランス式養殖法を取り入れ 世界一の牡蠣を目指す

齋藤 浩昭

牡蠣むき

フェスの目玉は牡蠣の早剥きコンテスト

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フランス式牡蠣養殖に使われる、クペール(フランス式採苗器)

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成長した稚貝は取り外しネットに
入れて育てる。1つ1つ独立させて
育てるので個々の発育がいいのが特長


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国内外のフレッシュな産直牡蠣を販売するネット販売「旨い!牡蠣屋」を運営する、齋藤浩昭さん。復興を支援する「復興かきプロジェクト」を発足し、牡蠣オーナーを募って、383名の三陸の生産者に支援を行った。齋藤さんが驚いたのはフランスから支援の申し出があったこと。1970年代、フランスの養殖牡蠣に病気が蔓延したときに、それを救ったのが宮城種の真牡蠣だったという。養殖に必要な物資の支援を受けることになったが、フランスと日本では養殖の方法が異なっていることに気がついた。「フランスでは殻付き牡蠣が好まれるため、殻の大きさを揃える養殖の方法をとっている。殻付き牡蠣は高価。その養殖法を導入することで利益が見込める」と齋藤さん。2012年から三陸の漁師と共にフランス式養殖法をスタートした。また、2013年10月に「三陸オイスターフェスティバル」を石巻で開催。「世界に誇る三陸の牡蠣。このフェスを定着させて、世界中から人を呼びたい」。齋藤さんの熱意は本物だ。

アイリンク 海鮮直送 旨い!牡蠣屋

WEB:http://www.umaikaki.com/
電話:022-726-5640