地方の人々に出会う旅

新宮人 no.1

元祖めはりにぎり隊 ─ 笑いが絶えない仲良し農家のおかあさんたち

山口 宮子/田中 みちよ/廣里 茅子/堀 三千年/前地 治美

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火を入れるとホクホクねっとり甘い、紅あずま。果肉が黄色く、繊維が少ない。最盛期は9月中旬から11月中旬。

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おしゃべり担当の堀さん。ひょうきんで底抜けに明るい。

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みくまの女性会交流会でのスコップ三味線。曲は長山洋子の「じょんがら女節」。バチが栓抜きなのにご注目を。


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広角地区は高台にあり江戸時代に開拓された農業地。ここの赤土で作るさつまいもがおいしいと地元ではよく知られている。

 

JAみくまの女性会広角支部の会員である「元祖めはりにぎり隊」のお母さんたち(前列左から、山口宮子さん、田中みちよさん、後列左から、廣里茅子さん、堀三千年さん、前地治美さん)は、紅あずま、安納いも、なると金時の3種類を育てている。小さい頃からお互いを知る仲で、集まるとポンポンと冗談を言い合って笑いが絶えない。

 

「紅あずまはホクホクして甘いよー。天ぷらにしてもいいわね」

「安納いもは石焼きいもがいいね」

「なると金時は地下のいも壺で貯蔵すると甘くなるんよ」

「私は小さい頃、たっくさん食べさせられたから、さつまいもは嫌いだわ」

「そんなこと言ったら売れないやろー」

「そういうわりにこの人が一番良く食べます」

(一同爆笑)

 

「で、ようしゃべります」

(さらに大爆笑)。

 

11月に行われるJAみくまの女性会主催による「きてみてこうて市」では、朝の4時からご飯を炊いて新宮の郷土料理「おまぜ」を作る。野菜やしいたけがたっぷり入って1パック、250グラムで200円。開始から15分ほどで完売するという大人気商品だ。

 

「よおけこおてくれるお客さんから“安すぎるわ。値上げしたら”って心配されたわ(笑)」。「野菜もみんな取れたてやしね、おいしいよ。紫いもで作ったいもようかんも人気やね」。畑は手を掛けたら掛けただけ、おいしい野菜ができるから農業は楽しい、とお母さんたち。「子育てと一緒やね」。

 

9月にはJAみくまの女性会交流会が行われ、広角支部のお母さんたちも加わりスコップ三味線を披露。会場がおおいに涌いた。息がぴったりだったという名演奏をぜひ観て聴いてみたい!

JAみくまの女性会広角支部

住所:新宮市広角

電話:0735-52-0793(JAみくまの総合企画部内)

WEB:お母さんたちの活動レポートは、

みくまの便り(ブログ)をチェック

 

広角のいも販売場所:広角の無人市場

「きてみてこうて市」でも買える

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新宮の魅力的な“女性”に会いに行く
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フォーカスし、オンラインガイドブックを制作、発展させていく
プロジェクトです。

新宮人で紹介している女性たちは、新宮市魅力発信女子部のメンバーが
推薦した約200人から、魅力的な女性を選抜し掲載しています。

その女性たちの暮らしや働き、語らいから、
新宮のことを知ってもらいたい
新宮にお越しいただきたい
そんな思いをぎゅっと詰め込みました。

女性の活躍に注目が集まる昨今、熊野信仰の歴史息づく
和歌山県新宮市を舞台に、ほかの地域にはない特色を
前面に打ち出したコンテンツを、市民、行政職員が
一体となって創造していきます。

「新宮人」プロジェクトのこれからに、ぜひご注目ください。

新宮市魅力発信女子部 一同