地方の人々に出会う旅

新宮人 no.8

新宮の魅力をやさしく伝える ─ 観光協会の女性スタッフ

天野 裕子/安田 絵美

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観光協会は平成30年1月に新宮駅向かい熊野交通1階へ移転。スペースが広くなり、より利用者も過ごしやすくなった。

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熊野速玉大社にて平安衣装で参拝。観光協会スタッフはイベントなどで平安衣装になることも多いとか。

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新宮城跡(丹鶴城公園)の桜。しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜と桜が満開になる景色は圧巻。

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新宮市三輪崎の鯨踊り。三輪崎八幡神社例大祭に大漁を祈って踊られる。

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ご神体のゴトビキ岩がそそり立つ神倉神社。自然石を組み合わせて積み重ねた「鎌倉積み」の急な石段も名物。2月6日には「お燈まつり」が行われる。


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JR新宮駅の改札を出て正面にある新宮市観光協会。

新宮の見どころやおいしい食事処などの相談に乗ってくれる。

 

ここで働くのが、天野裕子さん(写真左)と安田絵美さん(写真右)だ。

(写真は観光協会が新宮駅構内にあった時のもの)

 

天野さんは新宮っ子で、高校卒業後、関西の大学へと進学したが、大学の卒論はなんと新宮市のガイドブックだったという。「当時は将来、観光に携わる仕事に就くとは思っていなかったのですが、異文化交流などには興味がありました」。

 

神戸出身の安田さんはイギリスの大学で遺伝子学を専門に学び、同級生と結婚。夫は英語教師となり、赴任先が新宮だったのだそう。「いろんな国からの観光客が毎日訪れるので、楽しいですね」と話す。

 

ここ数年、熊野古道を訪れる海外からの観光客が急増。宿や飲食店などにWi-Fi完備を奨励したり、英語パンフレットを充実させたりと対応に追われる毎日だ。「外国人のお客様にアンケートを取って、観光をより楽しんでもらえるよう取り組んでいます」と安田さん。

 

二人がお薦めするのは市内の町歩き。熊野速玉大社や新宮城跡、神倉神社などを訪れたり、コンパクトな市街地をレンタサイクルで回れたりするのが魅力で、風情のある和菓子店でスイーツを買ってつまみながら探索するのが楽しいとか。

 

天野さんは温泉巡りが好きで、お休みには市内高田の雲取温泉や熊野川温泉さつきのほか、那智勝浦町の温泉にも足を運ぶこともあるとか。

 

「この辺りはいい温泉の源泉がたくさんあるので、熊野三山を回るついでに立ち寄るのも楽しいと思いますよ」。

新宮市観光協会

住所:新宮市徐福2-1-11  ㈱熊野交通1F

電話:0735-22-2840

営業時間:9:00〜17:30

休業日:無休

WEB:http://www.shinguu.jp

Facebook:https://www.facebook.com/kumano.shingu/

「地域の魅力的な人々に会いに行く」をテーマに、
各地域に住まう人々をフィーチャーしたガイドブック、
Community Travel Guide(コミュニティトラベルガイド)

新宮の魅力的な“女性”に会いに行く
Community Travel Guide
「新宮人」

は、書籍版コミュニティトラベルガイドの世界観を踏襲しながらも
「地域で働く、地域に住まう“女性”」で構成される
新宮市魅力発信女子部が「地域で活躍する魅力的な“女性”」に
フォーカスし、オンラインガイドブックを制作、発展させていく
プロジェクトです。

新宮人で紹介している女性たちは、新宮市魅力発信女子部のメンバーが
推薦した約200人から、魅力的な女性を選抜し掲載しています。

その女性たちの暮らしや働き、語らいから、
新宮のことを知ってもらいたい
新宮にお越しいただきたい
そんな思いをぎゅっと詰め込みました。

女性の活躍に注目が集まる昨今、熊野信仰の歴史息づく
和歌山県新宮市を舞台に、ほかの地域にはない特色を
前面に打ち出したコンテンツを、市民、行政職員が
一体となって創造していきます。

「新宮人」プロジェクトのこれからに、ぜひご注目ください。

新宮市魅力発信女子部 一同